Hero      BladeMaster        Farseer        TaurenChieftain      ShadowHunter 
    Normal       Peon      Grunt      Troll Headhunter     Catapult     Shaman   
      WitchDoctor   SpiritWalker   Raider    KodoBeast    WyvernRider
Troll BatRider     Tauren     Wolf    SerpentWard

 

     Shaman 
 
 援護魔法を得意としているUnit。Bloodlustが特に強烈。

 特殊能力
 purge:対象の移動速度を1/5にする。下がった移動速度は15sごとに1/5ずつ回復する。
      対象にかかっている付与魔法を打ち消す。
      召還Unitには400のダメージ。 消費マナ75 射程70

 LightningShield:対象のUnitの周りにいるUnitは20Damage/sをうける。
           (要研究:10050)効果時間20s 消費マナ100 射程50 効果範囲16

 Bloodlust:対象のUnitの攻撃間隔を40%、移動速度を25%速くする。
       (要研究:100150)効果時間60s 消費マナ40 射程60  
 生産コスト   130  20  ヒットポイント   335(415)
 消費サプライ   2  マナポイント   200(400)
 生産時間   30s  製造施設  Spirit Lodge
 ユニットタイプ   Normal  移動速度   270
 攻撃タイプ   Magic  視界(昼/夜)   140/80
 攻撃射程   60  輸送サイズ   1/8
 アーマータイプ   Unarmored ・HPとMPはアップグレードで最大値が上昇する。
・Spell「Purge」を標準装備
 アーマー   0
 対地攻撃力   8-9
 対空攻撃力    8-9
 攻撃間隔   2.1s

 

  Shaman考察
Orcの主力後衛Unit。高めの攻撃力、長い射程、強力な支援魔法、どれをとっても申し分ない性能である。SpritLodgeで生産するので序盤からの生産はできず、真価を発揮させるためにはMasterTrainingが必須なので実際に主力として戦闘に参加するのはタウンをFortressまでアップグレードした後ということになるので、場合によっては量産が終盤までもつれこむこともある。また、同じSpiritLodgeで生産するWitchDoctorを優先する場合にもやや遅れる場合がある。だが、Orcの中盤以降の後衛にShamanを使わない手はないというほど優秀なので、なににせよ生産することになるUnitである。Shamanの強さは、Unitの基本性能自体がかなり高い上に魔法が優秀という贅沢なものである。加えてコストも安めな点が良い。初期状態で使えるPurgeは敵に使うとSlowに似た効果で、味方や召還UnitにつかうとAbolishMagicのようなdispel系の魔法になる便利な魔法である。ただし、消費がやや大きいことと、しっかりPurgeのスピードダウン効果も食らってしまう。手動で操作する魔法だが、特に召還Unitが出てきたときの素早い対処はプレイヤーの腕によるところが大きい。見返りも効果絶大なので、練習しておいて損はない。第一段階のAdaptTrainingをすると、LightningShieldが使えるようになる。この魔法は名前からすると防御用という印象を受ける。事実、防御に使えなくも無いが、これを有効利用するためには攻撃魔法として使うべきであり、個人的にはこの魔法は攻撃魔法として認識している。その理由は魔法の効果にあり、敵でも味方でも対象になり効果もあるので、うっかり味方につかうと、周りにいる味方にも20ダメージ/sの効果があたってしまうからだ。これを攻撃魔法よろしく敵の密集地帯にいる敵にかけると、非常に効率よくダメージをあたえることができる。また、ダメージ効果は重複するので、密集地帯に3−4発撃っておけばかなりのダメージが期待できる。ただし、消費がかなり大きめなので、狙いはCasterなど密集する性質のある間接攻撃Unitに絞って使いたい。強い魔法なのは間違いないが、使いにくい魔法であることもまた間違いないという扱いの難しい魔法である。あまり自信がない場合は無理に使わないほうが無難である。ただし、敵の後衛を効率よく処理できる魔法はすくないので、相手が後衛重視の場合は積極的に使っていきたい。AdaptecTrainingで装備されるので、後述のBloodlustまでの繋ぎとして使う場合も少なくない。MasterTrainingが完了すると使うことができるBloodlustこそShamanの魔法の大本命であり、すさまじい威力を秘めた恐怖の魔法である。効果は、60sの間、攻撃速度を40%、移動速度を25%上昇させる。この魔法が主力全体にかかると、尋常ではない攻撃力を発揮する。AutoCastな上にMana消費も50と高くなく、効果時間が60sも続くのである程度Shamanの数がそろうと、戦闘中は全UnitがBloodlustの効果を受けて4割増しの攻撃速度で猛攻することができる。この状態になると、前衛はすさまじい勢いで前進し、後衛からはShamanの通常攻撃が雨のように敵前衛に降り注ぐ壮観な戦闘状態になる。それゆえに多種族は中盤以降Orcとの正面決戦を避ける傾向があるほどだ。ただし、Shamanは使いやすい反面燃費がかなり悪いので、あまり連戦をつづけるとBloodlustを使うManaにさえ事欠くことになる。特に、相手が連続した牽制をを続けてなかなか大規模な戦闘に移行できない場合などは、Bloodlustを無駄遣いしてしまう恐れがある。このような場合は、BloodlustのAutoCast設定を一度Offにして、勝負どころまでManaを温存すると良いだろう。Shamanは多ければ多いほど良いのだが、前衛との兼ね合いもあるので、通常は10体前後での運用になることが多い。ただし、いくら強いといえども、それは前衛あってのものなので、Shamanの単体運用は避けるべきだ。GruntやTauren、最低でもWolfやBladeMasterの分身などでしっかりとした前線をつくり、その後ろからShamanが集中砲火を加えるのがOrcの基本的な戦闘スタイルと言えるだろう。

  Shamanカウンター
前衛がしっかりしていて、Shamanの数が揃っているOrcに対しては真っ向勝負は絶対避けるべきである。まともにやってもまず勝ち目が無いので、できることならば後背から後衛のShamanを直撃するような形が望ましい。その際には可能ならばある程度Bloodlustが広まった時点でこまめにWand of Negationで効果を消しながら戦いたい。Shaman自体はアーマータイプがSmallなので、いくら強いと言えどもNormal属性攻撃で一気に叩けば案外脆いものである。また、HPも低くないが高くもないので、BlizzardやCLも効果的である。Shamanは特に密集する性質があるのでBlizzardの直撃が取れればかなりの効果が期待できるだろう。とにかくShamanの対処法は、前衛を何らかの方法でShamanから引き離し、Shamanの密集地点を一気に強襲することが重要である。また、牽制を続けることにより、Shamanに無駄なBloodlustをつかわせてManaトラブルを誘発させる手もある。これを行った上で戦闘中にWand of Negationを有効につかうと、Bloodlustの脅威はある程度削ぐことができる。Shaman対策は手間を惜しんではいけない。

  ver.1.04 02/12/08
ver1.03で大幅な弱体化の憂き目にあったのだが、それでもなお十分に使えるUnitであることに疑いはない。以前のバランスが後衛のCasterでありながら通常の間接攻撃Unitよりも高い攻撃性を示していたのが異常であったと考えるのが妥当である。ver.1.03の発表直後はOrcユーザーの悲鳴ばかり聞こえてきたのは事実であるが、現状では過去の猛威も記憶の中だけに止められShamanの評価は落ち着きを取り戻したようだ。Shamanの使われ方も、以前のようにとりあえずShamanを量産するという生産のされ方はほとんど無く、どちらかといえばWitchDoctorを優先して生産し、その後に徐々にShamanを増やしてゆくという作り方が一般的である。以前よりも大幅に弱体化したとはいえ、他の種族の後衛とくらべれば戦闘力は以前として高水準であり、数がそろえばちゃんとダメージも取れる後衛である。とはいえ、しっかりと通常Unitによるダメージ源を確保するのならば、Grunt、Tauren、HHなどのUnitにBloodlustをかけて戦った方が確実にダメージを取ることができるようだ。また、Team戦では序盤から中盤はGrunt&Doctorで戦い、徐々にGruntからShamanにUnitの編成を変えてゆくプレイスタイルが多く、以前のようにがむしゃらにShamanを急ぐ傾向がだいぶ減ったのは怪我の功名というべきか、すくなくともOrcの序盤は全体的にずいぶんと手堅くなった印象をうける。それゆえにShamanが前線に投入させるタイミングは遅くなり、機会はだいぶ減ったのも事実ではあるが、Orcの終盤には欠かすことの出来ないUnitであることは間違いない。強引なまでの力押しが効かなくなった現状では、よりテクニックが求められるUnitである。

 

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