RandomTeamLadder 3on3からはじめる War3 TFT  Undead初期オーダー編


 Undeadの基礎知識

 Undeadは全Hero中最もバランスの取れたHeroと言われているDeathKnightを中心に、強力な攻撃力を持ったHeroが特徴の種族である。その分Unitにはやや癖があり、純粋な戦闘力では他の種族よりやや劣る。初期MeleeUnitであるGhoulは攻撃力こそ高いものの耐久力が低いのでTeam戦の前衛にするには頼りなく、初期オーダーでは後衛向きの性質をもっている。中盤以降には強力な回復UnitであるObsidianStatueでTeam全体の耐久力を上げながら、Heroを中心に戦うのがUndeadの基本となっている。Undeadの弱点は、要となるHeroを失ったとき極端に戦闘力が下がること、信頼できる対空手段が乏しいこと、汎用性の高い主力Unitがいないことなどが挙げられる。Undeadは一見不利な状況からでもゲームをひっくり返すような仕事のできる潜在能力の高い種族であり、Unitそのものの扱いは難しいものの、使うプレイヤーの技量に答えてくれる種族である。

 Heroの雇用

 UndeadのHero雇用は万能HeroであるDeathKnightと最強クラスの攻撃魔法を持つLichのコンビを軸に構成するのが基本である。DeathKnightは攻防一体のDeathCoil、Team全体に効果があるUnholyAura、緊急回復用に適したDeathPact、と強力なスキルが揃っており、Lichは高い攻撃力に加え移動速度低下の追加効果のある高性能スキルのFrostNovaに信頼性があり、どちらもUndeadには欠かせないHeroである。また、Undeadは戦闘力をHeroに強く依存した種族であることから、3v3であっても3rdHeroまで出し切ることが多い。1stHero候補の大本命はDKとなるが、その他の選択としては後衛オーダーを選択したときに一人で前衛を張れるCryptLordや、Ghoulオーダーを選択したときにSleepBoxからのHero Killを狙いやすいDreadLordが使われることも珍しくない。手堅くまとめるのならば、1stDK、2ndLichの軸から3rdHeroにCLをもってくるパターンがよく使われるが、Ghoulオーダーで1stDK、2ndDL、3rdLichとRoCの時から使われているダブルオーラを利用するパターン、蜘蛛オーダーの時に1stCL、2ndDK、3rdLichと出して子クワガタとHeroで前衛を作るパターンなども有効である。Undeadの場合は操作が煩雑になったとしても3rdHeroまで出さないともったいないので、3HeroシステムはUndeadユーザーの必修技術であるが、慣れないうちはDK&Lichの2Heroをしっかりと練習すると良い。なお、UndeadのHeroはAlterから出撃する際にTomb of RelicsでRod of Necromancyを購入することが望ましい。


 Undeadの前衛とGhoulオーダー

 他の種族で言うところの初期前衛はUndeadの場合Ghoulということになるのだが、Ghoulは3v3の前衛としては致命的なまでに耐久力が低いので、単独で前衛として使うのは難しいのが現実である。戦闘が1回限りならば前衛としての役割を果たせるのだが、実際はそういうわけにもいかず、またGhoulは敵軍の後衛に浸透させて戦うことで本領を発揮するUnitなので、後衛を守る壁として敵前衛と真っ向勝負をするのはGhoulの長所を消すことになってしまう。それゆえに、Undeadは初期オーダーにおいて前衛はできないと言える。しかし、その事実はGhoulの特性がTeam戦の前衛向きではないというだけであって、決してGhoulが弱いと言うわけではない。Ghoulの役割は、同盟軍がそれぞれ前衛と後衛を務める布陣において遊撃を担当するUnitであり、味方の前衛が敵の脚を止め、後衛が攻撃を始めたころに側面や背後から敵後衛を直撃して敵の弱い部分を食い破るような戦い方や、単独で動いて奇襲や陽動をかけるにはうってつけなのである。よって、Undeadは同盟軍の二人が前衛、後衛をそれぞれ担当する場合にGhoulオーダーを使うという選択肢が出てくることになる。それらの事実から、Undeadは初期状態では単独で前衛が張れないので、結果的に後衛を担当するケースが多くなっている。

 Undead後衛型初期オーダー  (通称蜘蛛オーダー)            (Foodはおおよその目安)

番号 Tier アクション 備考 Food
1 1

Acolyteを2体生産、Crypt建設、GhoulをWoodに向かわせる

  6/10
2 1 資源がたまり次第Graveyard > Ziggrat >Alterの順番で建設する 1つ目のZiggratはNerubian Towerにするので位置に留意する 7/10
3 1 Crypt完成後、Ghoulを1体生産する リリースポイントをWoodに設定する 9/10
4 1 Tomb of Relics建設   9/20
5 1 Ziggrat建設   9/20
6 1 1stHero雇用、CryptFiend生産   17/20
7 1 ZigratをNerubianTowerにアップ   17/20
8 1 2体目のFiendを生産   20/30
9 1 Heroが完成し次第、RelicsでRod of Necroを購入する 敵NEにRushに行く場合や敵HeroにBladeMasterがいる場合はDust of Appearanceも購入する 

20/30

10 1 3体目のFiendを生産   23/30
11 1 Tier2にアップグレード開始   23/30
12 1>2 Ziggrat建設、Fiend生産   26/30
13 1>2 Fiend生産  

29/30

14 1>2 Fiend生産、クリーチャーアタックのアップグレードを行う    32/40
15 1>2 Ziggrat建設 資源に余裕があればFiendをもう一体追加する 32/40
16 2 Tier2にアップ完了、2ndHero雇用 2ndHero完成後にすぐアイテムを買えるよう資金を調整する 37/50
17 2 Ghoulを生産、Woodへ Tier3を急ぐ場合はオーダー番号13あたりのFiendを木こりGhoulにする 39/50
18 2 Fiend生産、Slaughterhouse建設 Slaughterhouse優先 42/50
19 2 ObsidianStatueを2体生産、Webの開発  StatueはそれぞれAutoCast設定を行う  48/50

 表のオーダーは、1stHeroをDKでTier2を引っ張るケースを想定している。慣れないうちは3rdHeroまで扱うのが辛いので、慣れるまではDK、Lichを軸にObsidianStatue2体とFiendを量産するシンプルなオーダーで十分である。仮に、一気にTier3まで目指すことを前提とするのならば、オーダー番号13のFiend生産を木こりGhoulに代えてWoodの回収量を増やし、素早くSlaughterhouse>Tier3へUP>Statue生産と繋げると良いだろう。また、操作が簡単なのが売りの1stCLオーダーを行う場合には、オーダーナンバー4のTomb of Relics建設のところを木こりGhoul生産に変え、ハラス対策に予備のAcolyteを1体生産してからTier2へアップグレードを行うと良いだろう。その際のRelicsはTer2にUP完了までに建設しておきたい。(1stCLオーダーについてはここも参照)
 1stHeroをDKにした場合の蜘蛛オーダーは、盾としてSkeletonを使える点や、DeathCoilでFiendの体力を回復することができるので、後衛オーダーにしてはかなり耐久力が高く、粘り強いオーダーである。序盤はDeathCoilを打てる回数が限られている上にレベル1ではあまりダメージが期待できないので、敵Unitを確実に殺せる場合を除いて回復に使った方が効率が良い。
 Tier2以降の展望は、ObsidianStatueを2体出した後に資源の余裕を見てTier3にUPすることになる。はじめから3rdHeroを早めに出す計画を立てる場合には、Tier1からGhoul3体でWoodを回収しないと追いつかないので注意が必要である。Tier3へUpする目的は、3rdHeroのほかに、Destroyerフォームの開発および生産、Abominationの生産、FrostWyrmの生産が挙げられる。Destroyerは強力なDispel能力とほどほどの攻撃力をもったUnitで、Undeadの終盤には欠かせない。AbominationはUndeadの上級MeleeUnitで、Ghoulにはできなかった前衛に対応するUnitである。初期状態でもDeathCoilでHPを回復しながら戦えば十分な耐久力を発揮してくれるので、終盤の前衛に不安があったときに加えることになり、Slaughterhouseで生産できることから急な生産にも耐えられる強みがある。FrostWyrmは大型AirUnitで、高い攻撃力に加え移動速度低下の追加効果のあるブレスが魅力のUnitである。主に敵の上級MeleeUnitを素早く倒す為に使われるが、耐久力が高く死ににくいので、最終盤における最終兵器として3Hero+Statue&Wyrmという編成が非常に粘り強い。Tier3に入ってからの方針としては、味方の前衛が機能している場合には、相手の前衛を素早く潰すためにFrostWyrmを使い、前衛が押され気味の場合はAbominationを追加してフロントラインの補強を図ると良いだろう。Destroyerは、解呪の必要がある場合に逐次投入する形で十分だが、Slaughterhouseの生産ラインが開いているときは素早く研究だけ済ませておくと急場にも対応できる。なお、前衛が機能していて、相手に対空Unitが充実している場合などはあえて上級Unitを出す必要は無く、Fiendをそのまま量産しながら、Heroに持たせるアイテムに資金を使うと良いだろう。Tier3になればRelicsでScroll of Healingが購入できるようにな
るので、有効利用したいところである。


 
Undead後衛型オーダー後半FrostWyrmルート

20 2 Tier3にアップグレード 木こりを4Ghoulにする 
21 2>3 Fiendの生産、クリーチャーアタックのアップグレード  アップはWoodに余裕を見て 
22 2>3 SacrificialPitを建設  Shade用Acolyteをあらかじめ準備しておく 
23 3 Tier3にアップ完了、3rdHero雇用   
24 3 Boneyard建設、Deastroyerの開発を行う Woodを大量消費するので、事前にためておく必要がある 
25 3

FrostWyrmを生産 

クリーチャーアタックのアップグレードは最低でもLv.2まであげる 




 Undead後衛型オーダー後半Abominationルート

20 2 Tier3にアップグレード  
21 2>3 Fiendの生産  
22 2>3 Slaughterhouseを建設  Destroyerの数が必要な場合 
23 3 Tier3にアップ完了、3rdHero雇用   
24 3 Abomination生産、Deastroyerの開発を行う S.houseが2つあるので、主力の変更も可能 


  FrostWyrmルートに進む場合には、Tier3へアップが完了した直後に大量のWoodを消費し、その後もなにかとWoodが必要になるケースが多いので、Tier1を木こりGhoulを2匹で過ごした場合にはTier2>3の進化中に4Ghoulで木こりをしないとWoodが追いつかなくなる。早い時間帯から3Ghoulで木こりを行っている場合にはTier3までに十分な量のWoodがたまるので、あえて木こりを増やす必要は無い。Tier2まで2Ghoulで進んだとき、近くにGoblin LaboratoryがあるのならばGoblin Shredderを雇ってしまうのも手である。敵軍のBlizzardやFlameStraikeが厳しかったり、前衛が完全に崩壊してのっぴきならない場合などは、Fiendの生産を止めてBoneyardを2つ建設しFrostWyrmの量産という手も選択肢の一つとして考えておきたい。FW3-4体とDeathCoil、FrostNovaで集中攻撃を加えれば、Mage系Heroや上級Meleeくらいなら瞬殺できるのが強みではあるが、FWは生産時間が長く素早い補充ができないので大事につかう必要がある。また、FrostWyrmはSplashの威力ががあまり強くないので、地対空Unitにはあまり強くない。これらの敵はすべてHeroが引き付けることになるので、細かな操作が必要となってくる。
  Abominationルートは、表だとS.Houseを2つ建てているが、これは主力をAbominationに移すことや、素早くDestroyerの数をそろえて敵の付与魔法や召還Unitに対応するためのものである。こちらのルートは、どちらかと言えばfディフェンシブでTeam全体の弱い部分を補うという選択から使うことが多く、ほぼチームプレーに徹することになる。始めは後衛オーダーを選択して、終盤に前衛を担当するのは状況が見えていないと無駄骨になってしまうこともあるので、有効に使える状況を見極めるのが難しい。しかし、これらはあくまでS.Houseを2つ建てた場合の話であり、そのまま後衛を担当するのならばS.Houseを追加せず、主力のFiendをそのまま量産しながらDestroyerの開発がおわってから必要に応じてAbominationを加える形が安定している。Fiendは強力な後衛Unitだが、やや体が大きく極端に量産すると詰まって動きが鈍くなり逆に扱い辛くなってしまうので、数は最大でも1ダース前後に止め、余剰資金ができたときはAbominationやDestroyer、アイテムなどに費やした方がUndeadの特性を生かしやすい。
 Undeadの終盤は、あまり前衛や後衛という区分にこだわる必要は無いが、自分がアタッカーになるのか、攻撃はある程度味方にまかせて戦場のバランスを取るのか、意識しながら生産するUnitを選択すると良いだろう。また、Heroも役割の選択を考慮しながら動きたいところである。アタッカーになるのならば、CoilとNovaで敵Heroを多少強引にでも倒しにかかるのも良いが、バランスを取るのならばCoilは回復重視、Novaは敵の密集地点にダメージ効率重視で打ち込むなどうまく変化をつけられると味方も戦いやすくなる。また、それらのことを意識しつつも、サポートに徹しているからといって攻撃的な意識を捨てず、Hero瞬殺を狙う意識は常にもちつづけたい。

 Undead前衛型 Ghoulオーダー 

1 1 Acolyteを2体生産、Crypt,Alterを建設、GhoulをWoodへ   6/10
2 1 Ziggrat建設 NerubianTowerにアップするので位置に留意する 7/10
3 1 Tomb of Relics建設   7/10
4 1 Ghoulを2体を生産   11/20
5 1 Ziggratを建設、NerubianTower建設   11/20
6 1 Ghoulを3体生産、1stHero雇用    18/20
7 1 Ghoul生産、Rod of Necro購入 Woodが220以上たまってからHeroとGhou5~6で出陣  22/30
8 1 Tier2へアップ開始   24/30
9 1>2 Cannibalize研究 木こりGhoulが0のときは1体生産してから  24/30
10 1>2 Ghoul生産、Ziggrat建設   26/30
11 1>2 Ghoul生産、Graveyard建設   32/40
12 2 Up完了、2ndHero雇用   37/40
13 2 SlaughterHouse、Ziggratを建設   39/40
14 2 Tier3へアップ開始    39/40
15 2>3 Melee系のアタック、アーマーのアップグレード、ObsidianStatueの生産 アップはアーマー優先  42/50
16 2>3 Ghoul量産、Ziggrat建設    50/50
17 3 Tier3へアップ完了、3rdHero雇用、GhoulFrenzy開発 Woodがあれば、Destroyerの開発を行う  55/60

 GhoulオーダーはGhoulFrenzyを急ぐため、一気にTier3までアップしてしまうのが基本である。戦闘がおこりやすい中盤過ぎの時間帯までには、Frenzy開発済みのGhoulと3HeroにObsidianStatueを加えた編成がぎりぎりで間に合うかどうかといった感じになり、それ以前に起こる戦闘はGhoulの数とRod of Necroで対応する。序盤から激しい戦闘が続くと、Ghoulを木こりとして働かせる時間が短くなってしまうので慢性的なWood不足になりがちだが、戦時に全Ghoulを動員するためにも平時は生産されたGhoulをすべて木こりに回して、期を見て一気に主力へ加える手法がWoodの調整はやりやすい。Heroにリリースポイントを設定すると、Ghoulの動きから自軍の位置がかなり正確に相手に伝わってしまうので、敵陣に攻め込んでいる時などを除いて平時に用いるケースはあまり多くない。これは他の種族でも同じことが言えるが、Ghoulは本陣にいても木こりとして仕事ができるので、あえて1匹ずつ主力に加える必要が無いことが用いられない主な理由となっている。
 オーダー番号9のCannibalizeは主にCreepingの補助として使う能力だが、序盤の小競り合いの後などには貴重な回復手段となるので、Tier1>2のアップ中には開発を済ませておきたい。なお、Cannibalizeで食事中のGhoulと、待機中のGhoulを同じグループにしてアクションを行うと、食事中のGhoulはそのまま食事を続け、待機中のGhoulのみアクションを起こすので、Cannibalizeを使った後は食事中のGhoulをおいてけぼりにしないよう注意する必要がある。
 オーダー番号13のSlaughterHouse建設あたりから、Wood消費が急に増えるので、場合によってはWoodが足りなくなる。そこで、優先順位をつける必要があるのだが、Team戦ならばObsidianStatueを優先させればほぼ間違いが無い。GhoulFrenzyが遅れるのは辛いところではあるが、Statueは全軍に効果があり味方もStatueをアテにしているので、いち早く出してしまいたい。Tier3へのUpが大幅に遅れそうな場合は、先にGhoulのアップグレードを済ませてしまうことも良くあることである。例外として、味方のOrcがHealingWardを出しているときや攻撃が優先される状況ならば、SlaughterHouseを建てずに即Tier3へ進化を行い、Cryptを1つ追加してGhoulを量産した後、Scroll of Healingを2-3
買って攻勢に出るというオプションもよく使われる。DreadlordのVampnicAuraがLv.2以上になっている時などは、特に有効に使えるが、広いスペースの取れる野戦限定で強力なオプションであり、使用の判断が難しい。
 Tier3に入ってからはDestroyerやAbominationを加えていくことになるが、Abominationは作りすぎてもあまり活躍できないので、作ってせいぜい5-6といったところであり、Destroyer、Statue、Aboの編成だとSupplyに多少余裕ができることもある。その場合に是非とも使いたいのがNecromancerで、AdaptecTrainingを行って前衛のAbominationとHeroにUnholyFrenzyを使うだけで攻撃力が格段にUpする。UnholyFrenzyを使うだけならば、StatueもいるのでNecroの数は3体前後で十分である。生産にかかる時間が少なく目に見えて前衛攻撃力があがるので、期を見ながら徐々に加えていきたいところである。UnholyFrenzy目当てのNecro使用は、後衛オーダーからSlaugtherHouseを2つ立てて主力をAbominationに代える後衛型Abominationルートにおいても決め手と成り得る威力がある。

 


 Undead前衛型 Necromancerルート (Ghoulオーダーの13番から分岐)

13 2 SlaughterHouse、Temple of the Damnedを建設 余裕があれば、Melee系のArmorUpを行う
14 2 Ziggratを建設、NecromancerのAdaptecTraining行う     
15 2 ObsidianStatueを2体生産、  
16 2 Necromancerを6体まで生産  生産後はSkeletal Longevityを開発する


 Skeletonを前線で自家生産することにより前線をつくる、特殊な前衛型のオーダーである。Tier2にUp完了後は大量のWoodを一時的に消費するので事前にためておく必要があるが、滞りなくオーダーが組めるとかなり早い段階からNecromancerを前線に投入できる。このルートは、中盤で押し切ってしまうことを目的としているため、Skeleton対策をしている相手や、同盟軍の戦力が整っていないときなど、中盤に仕掛ける最初の一撃で致命傷を与えられないと終盤がかなり辛くなってしまう。同盟軍とタイミングをあわせるのが難しいため使う機会はさほど多くないが、操作が単純なことや、Skeleton対策を怠っている相手に対しての相性のよさなど、成功したときの見返りが大きいのも特徴である。
 Necromancerの数が揃った後は、時間が経つにつれてSkeletonの相対戦力が下がってしまうので速やかに攻勢に出る必要がある。またFaeriedoragon、Pirst、Destroyer、WispのDetonateなど、いろいろと弱点も多いのだが、それらが出てくる前に仕掛けられれば大きなチャンスとなるので、序盤の連れ歩くGhoulの数を減らしてその分をWood採掘にあてるなどの工夫をしながらしっかりWoodを貯めて、Tier2に入ったら速やかにNecromancerの量産に移れる体制を整えておきたい。Skeletonは最大で25体までしか召還できないので、大量にNecromancerを作っても もてあますだけなので、6〜8体くらいに止め、あとはGhoulを増やして前衛を厚くするとSkeletonに過度の依存をしなくて済む。
 Necroを連れて仕掛ける際には、可能であればScroll of Healingを2本以上持ってからにすると良い。Necroをそろえる過程はTier2なので自陣では購入できないため、Mapにアイテムショップがあることが前提となるが、数で押す戦術においてSoHの影響は非常に大きなものとなる。特に使い捨てのSkeletonはともかくとして、普段は前衛としては使わないGhoulを前衛として使っている手前、勝敗の分かれ目はGhoulがどれだけ前線を支えられるかということになってくる。Ghoulの死体からSkeletonを召還するのと、敵の死体からGhoulを召還するのとでは意味合いが大きく違ってくるので、戦闘が始まった直後の10〜15Secくらいの間、Ghoulが少しでも多く生き残らせるため、また敵Unitを1匹でも多く死体にするためにSoHを効果的に使っていきたい。これらのことから、アイテムショップの無いMapでNecromancerを使った早仕掛けを行うのは決め手の一つを欠くことになる。


 

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