Memo過去ログ03年01月

03/01/31
 ver.1.05リリース
連日のver.UP。内容はリプレイバグの修正だそうだ。どうやらリプレイの互換性がなくなるとver.のナンバーが上がるようだが定かではない。相変わらずゲームバランスやシステムの変更はないので、ただリプレイの互換性がなくなるだけというのはデメリットに思えるが、セキュリティーのためといわれればそんなものかなとも思う。問題は、日本語版で新規参入プレイヤーが各所で拾った1.04のリプレイを再生できないという事態が予想されることだが、こればかりは致し方ないところである。

03/01/30
 ver1.04Cリリース
久々にパッチがリリースされた。とはいうものの、ver.1.04Cという名前のとおりver.1.04のバグフィックスのみの修正でゲーム中のバランスやシステム面での変更はないようだ。同じver.をあまりに長くつづけるとセキュリティーが問題になってくるらしく、対処のついでにバグの修正も行ったというのが今回のPatchだそうだ。思えばStarCraftもオリジナルはパッチ1.04で止まり、エキスパンションセットのBroodWarの発売とともにver.1.05がリリースされたので、War3も同じような展開になるのだろうか。そうなると、ver.1.04のバランスは一応の完成形ということなのかもしれないが、そもそもBlizzのゲームはエキスパンションセットが出てからが本番のような節があるので、現行のオリジナルははじめから繋ぎとしての役割だけだったという見解もある。いずれにせよエキスパンションセットの発売が待ち遠しい。そういえば、明日は「あの」完全日本語版War3の発売日である。結局予約はしなかったが、たくさん売れることを願っている。


03/01/29
 蜘蛛
Undeadは純粋に辛い。Randomを使っていると日に日にそう思えてくる。あくまで辛いのであって弱いのではないのだが、楽に勝てる種族では無いというのが正しい認識なのだろう。その原因は、オーダー勝ちできるオーダーなりUnitが存在しないからである。Team戦では早出しのNecroで力押がかろうじてオーダー勝ちの可能性を秘めているが、Soloの場合にはよほどのことが無い限りUndeadがオーダー勝ちの速攻で勝利を掴むという事態にはならないものである。逆に、Undeadを相手にした場合には、Orcの即WyvernやHumのFootmanRush、Nelfの即Chimaeraなどオーダー勝ちが可能なオーダーが1つ2つある点がなんとも辛いところなのだろう。しかし、生粋のUndeadユーザーはあきらかに他の種族のユーザーよりも技術的、操作量的に優れているケースが多い。同じLadderLv.の場合だと技術の差がはっきりと伺えるのにもかかわらず、勝負的には互角かそれ以下になってしまうこともあるが、戦闘中のミクロマネージメントが必須なことからとにかく芸が多彩かつ細かいのである。UndのUnitは全体的に攻撃力偏重傾向が強く、攻勢の圧倒的な破壊力を持つ反面守勢の脆さが目立つ。それゆえにUndは脆さが露呈しない程度の短い時間で勝利を収める必要があり、戦術レベルではもっぱら早期決着の代名詞ともいえるHeroKillを第一目的とするのが一般的である。以前であれば、Sleep>すり抜けGhoulで固定>袋叩き&DeathCoilでとどめという一連のメソッドが不動のものであったが、現状ではGhoulのすり抜けができないこともあり、相手の隙をねらった強襲が成功しないことにはなかなか殺しきれない。それでも巧みな操作でしとめることこそUndの醍醐味と言えるのかもしれないが、以前と比べて成功率が下がってしまうのは致し方ないのだろう。また、Ghoul主体の編成では対空Unitに対して無力であり、対Und戦は地上と空中の2択を迫るという基本方針も広まっていることからGhoulにとってはさらに状況が困難になっている。そこで、代わりに使われるようになってきたのがCryptFiendを量産して集中砲火>CeathCoil&FrostNovaでHeroを仕留めるMass蜘蛛オーダーである。以前は蜘蛛はコスト不相応なUnitとして冷遇されていた時期もあったのだが、比較的安価なアップグレードによる攻撃力の大幅増加と間接攻撃Unitにしては高いHPにより、FrostArmorやDeathCoilで補えばMeleeUnitに対しても極端に弱いということが無い点とWebによる対空能力およびCreeping速度を評価されてのオーダーである。蜘蛛は弱点も少なくないが、それはGhoulも同じことであり、決して扱い易くは無いがHeroを殺せるだけの十分な火力を有していることから、熟練のUndユーザーに好まれているようである。 このオーダーの要はDKであり、唯一のMeleeUnitであることから尋常ではない砲火にさらされるのは自明であるが、それをFrostArmorやアイテム
、ポジション取りなどでうまくカバーして、逆にDKの動きで敵の隊列を崩しにかかるほどの技術があれば、十分に見返りのあるオーダーのようだ。とはいえ,このオーダーも正面から戦いを挑むタイプのものではないので、Shadeを使い機を見計らうことが必要だが、素早く強烈な一撃が決まったときの爽快感が病みつきになる楽しく魅力的な戦法である。蜘蛛オーダー自体はすでに一般的であるが、巧くつかいこなしているのはUndユーザーの中でもまだまだほんの一握りだという話もあり、これからの成果が期待される。話によるとエキスパンションセットで追加されるUndのNewHeroは蜘蛛親分とのことであり、Orcの牛軍団には負けないようにいまから蜘蛛を鍛え、来るべき蜘蛛vs牛の親分決戦に備えたいものである。

03/01/27
 即Dryadの短期目標
NightElfのh2hオーダーといえば即Dryadが最も支持されているようだ。確かにh2hにおける即Dryは優秀なオーダーであり、相手の編成とDryadの操作次第ではやや劣勢でも気にせず戦闘に移行できるのが強みである。しかし、一方でDryadとHeroだけでは火力も耐久性もいまひとつであり、中盤以降は熊やChimaeraなどで弱点を補う必要があるのだが、即Dryのオーダーはもともと始動がかなり遅めであり、序盤から数を出すプレイヤーが相手だとDryがそろうまでは野戦はもちろんCreepingもやや消極的な動きになりがちである。そして、Dryadの唯一の泣き所であるSupを3消費するという点も考慮すると、中盤のSup40維持の状態で相正面から戦って勝利を獲るのはかなりの難題であると言える。とはいえ何も考えずにDryを量産すると、Wood的にもGold的にも厳しくなりがちで熊やChimaeraが先送りになり相手と噛み合わないまま押し切られるというのが典型的な即Dryadが巧く機能しない状態だと思われる。逆に言えば、Sup40前後の戦闘と資源管理が即Dryオーダーの生命線といえなくもない。Nelf側の理想的な展開は、敵Heroとのレベル差がほとんど無く、自軍の2ndが確保できた段階でSup40を超えて生産できるような場合だが、Unitもほどほどに2ndをあっさり取らせてもらえるようなことはまず無い。少なくともそのような狙いが判明した時点で相手は妨害を施すか自軍も大胆な手を打つかという選択になり、2nd取りつつ妨害などの両方同時に手をうってくることも少なくない。しかし、Nelf側の行動を突き詰めると至極単純に敵の戦力をしっかり削ることしか無いように思える。Creepingのスピード勝負では分が悪く、かといって野戦で勝つのも難しいタイミングでは、Dryad、DH、KoGの特性を生かして敵の戦力をま自軍と同水準にまで削り取り、意図的に膠着状態を作り出してから仕切りなおしに持ち込むことを当面の目標にするのが、複雑な状況を整理するためにもっとも単純な戦略だと思われる。AoWを建てずにAoLからDry&熊を主力に据える戦い方が即Dryと言われることが多いのだが、このオーダーの狙いはある程度アップグレードが進んだ状態で出される熊をつかった布陣がメインであることが多く、Dryadの単独展開の状態では詰ませることが難しい。AoLから生産できるDryも熊もSupが40前後のときが最も戦いやすく、大規模な最終決戦で勝敗を決めるような展開では真価を発揮しづらい。AoL系のUnitをメインに据える場合には、軍縮傾向の戦いに持ち込むことが肝要に思える。そのためにも、HeroとDryadのみで編成されている2日目〜3日目に、敵の通常Unitを削る為の戦闘をこまめに仕掛け、Creepingの妨害と戦力の均衡を実現し、互いに戦力が膨れ上がる前にNelf側から仕掛けるという一連の動きが重要になり、自軍のCreepingは補給線の確保のために終盤までは最低限で終わらせることも多い。即Dryオーダーは、攻撃こそ最大の防御という概念を地で行くオーダーにおもえてくる。


03/01/23
 エキスパンション正式発表
WarCraft3のエキスパンション「Frozen Throne」の正式アナウンスがあった。以前よりすこしずつ海外のBBSなどで情報は流れていたが、Blizzのサイトで新しくWar3FTのページが閲覧可能になったのは先ほどのことである。ただし、Blizzの製品は正式アナウンスから発売までの予定がまともに守られないのが恒例であり、1年後に発売されれば御の字といったところだろうか。War3に限らずほとんど全てのBlizz製品はエキスパンションセットを出すことを前提に開発されている節があるので、その点で本製品とくらべるとエキスパンションセットに関しては発売時期が大幅に遅れることが少ないらしい。ともあれ、できれば秋に発売してほしいというのが個人的な希望である。また、内容の変更点をStarCraftの前例から予想すると、各種族に1体ずつ地上特殊Unit、種族的弱点を補うUnit、Hero1体、あたりの追加が妥当なのではないだろうか。噂ではHumanにSpellImmunityのCasterUnitが追加されるらしいのだが、これはSCのBroodWarで重要な駆け引きの要素となったCloakUnitと同じような扱いになるかもしれない。いずれUnitとHeroの追加に関しては早い段階で明らかになると思われるが、いろいろと予想するだけでも楽しいものである。

03/01/20
 Capcomの新企画
日本語版の発売を前にして、いろいろテコ入れが図られているようである。相変わらず致命的な誤植もあるが、初期オーダーの紹介やイベント、CustomMapの紹介などを日本語版オフィシャルサイトで行うそうだ。とはいえ、正直な感想を言えば、自ら代理店販売をしている英語版のユーザーをまるでなかったことのように扱う態度と、新たな企画の怪訝な雰囲気には大いに疑問を感じるところである。特に後者は、英語版の発売に合わせて始まったのならば悪い企画ではなかったのかもしれないが、日本のWar3がやや煮詰まってきた感すら漂わせる最近の状況を鑑みるに的外れといわざるを得ない。日本語版で新規プレイヤーが大量に流れ込むことを見込んでのものなのは明らかであるが、果たしてそれほどに売れるのだろうかと考えると疑問である。個人的には充実したコンテンツになるよう願っているのだが、4ヶ月も放置に近い状態だったものが劇的に改善されるとは到底思えず、今は更新予定のある1/31以降にどれほどの充実を図れるかという点に注目している。特にCustomGameの発表の場にこれ以上の場所は無く、面白い作品がたくさん集まれば英語版ユーザーにも恩恵があるので、ささやかながら期待しているものである。

03/01/16
 MK&Pal
最近良く見かけるMK&Palの組合わせは、どちらを狙ったらよいか非常に迷う。レベルが低いうちはとりあえずPal狙いでこれといった問題が無いのだが、レベルが4以上になるとDivineShieldの効果時間が長くなり、Pal半殺し>DS発動>DSの効果時間切れまで待ってKillという面倒な手順を踏まなければならず、実際はDSの効果が切れる頃には戦いの帰趨は決している場合が多いので、Palはそれを確認してから余裕をもって行動できるのが憎らしいところである。逆にMKから狙う場合には、Palを放置するといつまでたってもHolyLightの援護が飛んできて、気が付いたら雑魚が全滅してたということにもなりかねないので、まさにMKを瞬殺する必要がある。Palを無力化する方法があるのならばMK狙いが安定するのだが、Wand of Windなど限られた一部のアイテムが都合よく手に入る確率は稀であり、あてにはできない。結局のところPalを無力化する手段があるのならばMK狙いが安定し、それ以外の場合は割り切って雑魚から倒していくのが無難な選択に思える。Palが雑魚に対してHLを使いはじめたら、MK&Palの弱点である慢性的なMana不足を誘発すべく引き気味に戦闘を行ったり、Manaを無駄遣いさせてからTPで撤退して連戦を仕掛ける手もなかなか有効なようである。MK&Palは一見すると硬いものの一度崩れると回復までに時間がかかるので、状況に応じて的確な狙いを心がけ、まずは1回でも戦術レベルで勝ちを拾っておくのが優位に立つポイントになりそうだ。また、以外と搦め手も有効であり、AirRushやTRなども選択支にいれておくと良いだろう。MKにこっそりAntiMagicShellをかけておくなどのちょっとした小細工も決まれば美しい。

03/01/09
 買うか買わざるか
1月末に控えた日本語版の発売を前に、買うか買わざるか驚くほどに迷っている。以前ならば考える間もなく有償アップグレード版の購入予約をしていたのだろうが、冷静に考えてみるとあまり必要が無い気がするのである。日本語訳がされてるからといって、いまさらキャンペーンをやり直す気にもなれず、かといってエディターが日本語に対応しているわけでもない。考えれば考えるほど英語版で慣れてしまった人間には無用に思えてくる。結局のところ、有償アップグレード版を買う意義は近しい人間への布教用として使う意外に思い浮かばない。そうすると、仮に布教用の有償アップグレード版を購入したとして、他のPCにインストールする際にあらかじめ英語版がインストールされていないと日本語版もインストールできない仕様であると非常に不便であることが予想される。布教に英語版を使い日本語版を手元に残すという選択支も手段としては考えられるが、日本語版でBN対戦を行った場合「税率-低」などと表示されて調子が狂ってしまう可能性が多いにあるので、なんとなく抵抗がある。すると、結論は有償アップグレード版が「安く買える日本語版」であったのならば買いであり、本当にアップグレード版であったのならば見送りという線でおちつきそうだ。先行予約で貰えるグッズは特に興味が無いが、おそらく発売されてから様子を見て購入手続きをおこなってもグッズがついてくるのは前例からして間違い無いと考えている。日本語版の発売自体は待ちわびていたといっても良いのだろうが、購入自体は焦る必要が全く無くなさそうだ。しばらく様子を見てから結論を決めるのが賢明なのだろう。

03/01/08
 Undead vs Human in LT
ver.1.04の期間が長く続いていることもあり、いろいろと種族間のバランスについての議論を耳にすることが多くなってきた。個人的にはWar3で種族間に絶対的な優劣があるとは考えてはいないが、性質が大幅に異なることから状況次第ではやや辛い組み合わせがあるということもまた事実だと考えている。その例として、SoloGame Undead vs HumanをLTで行った場合にHumanの有利を最近は特に強く感じるような展開が多い。上級者同士でのバランスはまた違った観点があるようだが、一般的な場合を見るとHumanが戦いやすい条件が揃っている。そもそもLTはHuman御用達と言われるほどであり、即2ndを低いリスクで行うことができる上に機動力の差があまり出ない程度のMapの広さと限定された移動経路のおかげで偵察力の低さがあまり露呈しないあたりはたしかにHuman向きと言える。また、配置によってはベース間距離が非常に近いので、初期Rushが仕掛けやすい点も見逃せない。Undead側から見てもLTは特に戦い難いという印象は無いと思われるが、ことHumanと戦うときは序盤はともかく中盤以降はSorceressの数がそろってくるあたりからなかなか主導権が握れないことが多い。資源的にもHumanがQuickExpandによる即2ndで安定した高収入が得られるのに対して、Undeadは同じタイミングで2ndを取りに行くと進化が遅れたり、逆に進化も同時に行うと一方的に潰されてしまうこともあり、野戦で巧く出し抜かないことには2nd確保すらおぼつかないこともある。そして終盤になるにつれて状況はますます厳しくなり、HumanはCasterとGryphonの2択で迫ってくるのに対して、Undeadはどちらに対しても決定的な対抗策に欠き、しかも読み違えると目も当てられない事態になってしまう。Undeadの立場からすると、中盤までに野戦で優位を築きつつ、CasterやGryphonがそろう前に決定打を与えないことには勝機が見出せないような雰囲気である。Undeadが勝つときの傾向としては、Humanが1Heroの時間帯でGhoulを使ってHeroKillおよびTP撤退に追い込めた場合が多く、その後もHero(特にMK)のLvが低いうちに決戦に持ち込むパターンが最も有効なようである。Und vs HumはGhoulのスピードアップを行うタイミングを境に時間が経てば経つほどHumanが有利な展開になってしまうので、Undeadは早期決戦に持ち込むゲームプランで望むのが最も理に適っている。加えてMK封じとSlow対策が整っていて、やっと勝ち負けの戦いになるといったところだろうか。いずれにせよ、手の施し様が無いということは無いが、Human側のミス待ちの要素も少なくないので、逆に大胆な戦法を仕掛けるのも一興かもしれない。また、Undは
vsOrcの方が辛いという意見も根強いが、vsOrcはネタが割れているとUndeadにも圧勝の芽があることと、OrcにはHumanよりもリスクが伴う判断が多いことなどの点から、個人的には搦め手すら効きづらいvsHumが鬼門だと考えている。

03/01/06

  WyvernRiderを更新

03/01/05
  LadderInfomation
War3の公式サイトにあるLadderInfomationの更新がここの所滞りがちである。以前はこまめに更新され、普段知り得ないいろいろな興味深いデータを提供してくれていたのだが、Games by Day Reportを観る限りWestは12月の中旬、Asiaに至っては11月の下旬あたりで更新が止まっている。年末年始のゲーム数やプレイヤー人口の推移などを観てみたかったのだが、統計データはどこのサーバーでも更新速度がいまいちのようである。個人データのページは情報が反映されるのに3−4日かかるようだが、Full Game listingsが正常に動いているのでシステムそのものに関しては心配がなさそうである。今月末には待望の完全日本語版がリリースされるので、せめてそれまでには直ってほしいものだ。

03/01/04
 謹賀新年
あけましておめでとうございます。本年も皆様の御武運をお祈りしております。