ゲーム中の基本ルール

 1. 時間と昼夜

1.1 時の刻み方
 WarCraftVには時間と日付の概念があり、一定の時間になると昼夜が反転します。


 ルール:ゲーム内では1日24時間、1時間=20s、昼夜は12時間ごと(6時と18時)に反転します。
      ゲーム開始時刻は1日目6時からとなります。
      なお、現在時刻を知りたい場合は、ゲーム画面中央上部の太陽時計にマウスのカーソルを合わせると、
      ポートレートの上に時刻が表示されます。
1.2 昼
 昼は視界が広く明るく表示されます。クリープモンスターはアクティブになっていて接近するだけで攻撃を仕掛けてきます。Human、Orc、Undeadはスタンダードな性能が発揮されます。

1.3 夜
 夜は視界が狭く、やや暗く表示されます。クリープモンスターはSleep状態になっているので、接近してもこちらから攻撃しない限り襲ってきません。なお例外もあり、StoneGolem系のクリープモンスターはSleep状態にならないので、夜間でも接近とともに襲ってきます。NightElfは他種族と違い、夜間に限りHPが回復します。MoonWellも水が溜まるのは夜間のみです。

1.3 日付
 ゲーム開始を1日目と考えて、昼夜が一回転するたびに日付が1日ずつ増えていきます。日付そのものにあまり意味はありませんが、アイテムショップや傭兵キャンプの品揃えが充実する時間をN日目のT時以降などのように表記する場合があります。なお、アイテムショップや傭兵は一定の時間になったら商売をはじめるというわけではなく、商品それぞれにCoolDownをもっていて、それが0になるたびに在庫が1つずつ溜まってゆきます。
   

 

 2. 生産、維持費(Upkeep)
Human Orc Undead NightElf
初期Unit Peasant x5 Peon x5 Acolyte x3 Ghoul x1 Wisp x5
初期Gold/Wood

750  200

初期Supply 12(+6) 10(+10) 10(+10) 10(+10)

2.1 ゲーム開始時の戦力
 ゲーム開始時には、種族ごとに以上のUnitと資源を持っています。Unitや建物の値段から考えるとHumanとOrcが恵まれており、Undeadがやや下がり、NightElfが一番安いのですが、不公平はほとんどありません。

2.2 生産
 生産には生産するUnitのコストの他に、Supplyに余裕が無くてはなりません。Supplyとはゲーム内ではFoodと解釈され、Unitを維持する上で必要な食料単位です。Supplyの上限はHumanならFarm、OrcならOrcBurrow、UndeadならZiggurat、NightElfならMoonWellを建設することにより、上記の表の(+S)だけ上昇します。なお、Unitが消費するSupplyの数はそのUnitのRankということになります。より多くSupを消費するUnitの方がRankが高く、ゲーム中で強いものから選択などのルールが適用される場合、Rankの高い順ということになります。

2.3 維持費(Upkeep)
 所有しているUnitの総Supplyが一定以上になると、維持費として金鉱から採取する金から税金が天引きされます。

ルール:所有しているUnitの総Supply数が
  0〜50(税金なし) 51〜80(LowUpkeep)金鉱から3割天引き 81〜100(HighUpkeep)金鉱から6割天引き

仮にSupplyMaxが規定値以下でも、総Supplyが規定値を超えていたら維持費ルールが適用されます。どの種族も金鉱から10Gずつ資源を回収しますが、Upkeepが適用されると10G回収した中から一定割合が引かれて手元に入ることになりますが、あくまで天引きされていて金の回収ペースが落ちているのではないので、金鉱の残金量は10ずつ減ってゆきます。

 

 3. 地形と高さ

3.1 地形
 地形はおおまかに侵攻可能地形と侵攻不可地形に分かれます。侵攻不可地形を移動できるのは航空Unitだけです。不可侵攻地形に囲まれた場所を通称「島」、島に金鉱がある場合は「島資源」と呼びます。島資源は輸送機がないと取れない反面、特に狭い島資源の場合、大群で攻めることができないので多少の守りで効率よく防御が可能な点で評価されています。4人用Mapの「Tranquil Paths」「LostTemple」の島資源が有名です。。

3.2 高さ
  このゲームには高さの概念があり、基本的には高いところが有利で低いところが不利となります。高いところからは低いところに視界を取ることができますが、低いところから高いところは視界を取ることができません。例外として、低いところにいるUnitが高いところから攻撃を受けた場合は、高いところに視界が無くても攻撃したUnitの姿は確認でき、射程内であれば反撃します。

 

 4. Creep
4.1 Creepとは
 CreepとはCreepMonsterの略で、初期状態からマップの各所に配置されている中立のUnitです。ほとんどが2体〜6体ほどの群れを成していて、Creepは昼間はアクティブになり、近づくと攻撃を仕掛けてきますが、夜間は眠るのでこちらから攻撃を仕掛けない限り攻撃をしかけてくることはありません。ただし、夜間に眠らないCreepもいるので注意が必要です。

4.2 Creepを倒すメリット
 Creepは中立のUnitなので、わざわざ倒しに行くのは一見不可解かもしれませんが、Creepを倒すメリットはたくさんあります。第一にHeroを育てるためです。Heroは敵と戦うと少しづつ経験値を入手して、一定の数値に達するとレベルアップします。敵軍と戦う前に比較的弱いCreepとたたかってHeroを育てるのは懸命な戦略と言えるでしょう。第二にアイテムの拾得です。CreepMonsterは倒すと一定の確率でアイテムを落とします。より強力なCreepほど効果的なアイテムを落とすので、強いCreepと戦う場合はアイテムが狙いの場合もあります。第三にGoldの入手です。Creepは倒すと一定のGoldを落とします。金鉱から採掘する以外の方法でGoldを得られる数少ない手段ですので、金額自体はさほどではなくても重要な要素です。序盤の資金難を見越してあらかじめCreepを倒しにいくケースも多々あります。

4.2 Creepが落とすアイテム
 Creepが落とすアイテムは、一つの群れにつき1個が相場ですがCreepの数が多い場合は2〜3出る場合もあります。アイテムには個別にレベルが設定されており、Creepが落とすアイテムはそのCreepのレベルと同じレベルのアイテムに限られます。

4.3 Creepが落とすGold
 Creepが落とすGoldは以下のルールが適用されます。
・Creepが落とすGoldは倒した瞬間に黄色い数字で表示されます。
・同じ種類のCreepを倒しても落とすGoldの量に誤差(5%〜10%程度)があります。

 

 

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