Memo過去ログ03年05月

03/05/30
  拡張パックの発売日正式決定
WarCraftIII Frozen Throne(以下FT)の発売日がRoC発売からおよそ1年後の2003/07/01に正式決定したようである。全世界同時発売ということだが、Capcomの日本語マニュアル付き英語版は07/01には発売されないとの話なので、輸入版を購入する予定である。今回は、RoCの時のようなプレミアム版やデザインの違うパッケージなどは無いようだ。Blizzardの拡張版は基本的なゲーム内容は変わらないもののゲームバランスに関しては全くの別物となるケースが多いのだが、FTもそのご多分に漏れず大幅なバランス変更が加えられているとのことである。製品版はどうなるかわからないものの、RoCと比べてFTはUpKeepとFoodに手が加えられたことと、Unit1体あたりの単価が2-3割ほど下がることにより、ゲーム展開がかなり早くなり手持ちのUnit数も多くなるだろうと予想される。また、操作に関してもキーコンフィグツールが標準装備されたり、建設予約や開発研究予約なども可能になるようだ。各種族に2-3体の新Unitが追加されたものの、テクノロジーに関しては従来と大して変わらず、複雑になったという感じではないのだが、ゲーム全体を通じて航空Unitが大幅にパワーアップしたこともあり、よりUnit同士の相性問題が顕著になり、偵察の重要性が増す事はほぼ間違いなさそうである。ただ、気になる点も幾つかあり、その中でもFT発売後のRoCの扱いと日本語版War3は英語版FTで遊べるか否かの2点はなるべく早く詳細を明らかにしてもらいたい項目である。


03/05/21
  TeamPaintBallに新バージョン
TeamPaintBall(以下TPB)に新バージョンの1.3がリリースされた。今回の目玉はFPSでいうところのBot機能の搭載で、一人でも遊べるようになった点である。Botの強さは5段階ありゲーム開始時に選択することになるのだが、おおよその強さは以下のとおりである。

・Newbe:木偶。ストレス解消に。
・Apprentice:普通に弱い。初心者の練習用 
・Journeyman:少ない人数で5v5や6v6をやるときの拡張用に最適。大して強くないものの、気を抜くと殺られる。
・Expert:人間の代わりに入れる時などに重宝する。しっかり撃ってくるのでかなり強い。
・Nightmare:強烈な角度からガンガン撃ってくる。人間vsBotの時に使うと面白そう。

Botは攻撃が正確なので、どんどん撃ってくるExpertとNightmareなら攻撃面では人間とくらべても全く遜色が無いものの、回避面ではわりと簡単にスタミナ切れになることもあり、あまり強くない。また、開始直後はあまり気にならないのだが、セットの終盤になると地形にハマることも少なくない。とはいえ十分に遊べる強さであり、非常にありがたい追加機能である。 なお、ゲームに参加したCompプレイヤーすべてを一括選択するのでTeam別や個別に強度を変える事はできないようだ。また、もうひとつの大きな変更点として、Kill数が増えると自キャラクターが徐々に大きくなり、装飾も施されていくことである。はじめはRifleにOrbのエフェクトが一つずつついていくだけなのであまり気にならないのだが、6Kill以上になってくるとキャラクタの大きさが若干きになってくる。Killが二桁になるとAura(性能は変わらず)を纏い、体もかなり大きくなって真正面の敵が狙いにくくなり、Kill20ともなると視認性が極端に悪くなる。外見がかわるだけで性能的な変化はないものの、体が大きくなると的が大きくなるので回避性能はだいぶ悪くなるようだ。とはいえ、性能云々よりも見た目がコミカルになり、たくさんKillしたプレイヤーが無言で威張れるツボを押さえたシステムである。4人あつまれば2チームに分かれてJourneymanBotを使った6v6や4NightmareBot vs 4プレイヤー、また人数が奇数でも全員あそべるところなど遊びのバリエーションが今回のバージョンアップで一気に広がった。非常に面白いゲームとはいえ12人も集めるのはなかなか難しいというのが実情だっただけに、Botの搭載はこのゲームの価値を何倍にも高める追加機能と言える。
                    
図.1:西側海岸線を行軍中。あらざしの鳴き声も耳慣れたものである。 図2:10Kill達成につきオーラで威嚇。

・TeamPaintBallのダウンロードは「UMS工房」の「ゆーえむえす」から。

03/05/08
  TeamPaintBall
国内の大御所、UMS工房謹製のTeamPaintBall(以下TPB)は今までのCustomGameとは一線を画する斬新かつ親しみやすいゲームシステムを持ち、個人的には最高評価のゲームである。War3が発売されてから数多くのCustomGameが創られてきたものの、定番のTD系やAoS系、Defense系は通常ゲームの間に息抜きとして遊ぶにはいささか時間がかかるものがおおい。スタクラのUMSで言うところのSSTやBunkerCommnadのような15〜30分程度の短時間であそべるライトなCustomGameはほとんど無かったのが実情で、それらの需要も高まっていたところでこのTPBである。TPBは1ゲーム当たり長いときで30分、短いときでは10分そこそこで終わり、操作系もシンプルである。それでいて何度でも遊びたくなるような爽快感があり、息抜きのミニゲームとしてはこれ以上無いほどいろいろな条件を満たしている。ゲームの内容は、2チームに分かれてライフルマンを操り相手チームを全滅
させると1セット獲得で、それを数セット繰り返して獲得セット数の多いチームの勝ちとなる。最大の特徴はFPSのような画面表示であり、およそWar3を遊んでいるようには思えない。ベースとなっているMapはおなじみのh2hMapであるPlunderIsleなのだが、FPSの視点で歩くと普段何気なく遊んでいるMapが起伏に富んだ地形であることにまずは驚かされる。そして、ゲームのルールは先にも述べたようにシンプルなのだが、チーム内の連携無くしては勝てないようになっている絶妙なバランスが素晴らしい。ライフルマンにはスタミナ(マナの表示)が存在し、それが0になると攻撃はもちろん、移動すらできなくなってしまう。攻撃はすべてGruntAttackなので動いている目標にはなかなか当たらず、スタミナが0になった敵を狙うか攻撃のために立ち止まった敵を狙うのが常套手段であり、そのためにも複数人で隊列を組んで闘うのが基本となっている。また、物陰や高い位置に一名スナイパーを配置したり、複数人で物陰に潜み、近くを通った敵の隊列を霍乱しつつスタミナ切れに追い込み1v1に持ち込むなどの戦術的技巧を凝らすこともできる。一見すると待ち伏せが有利なようにも思えるのだが、Map中央のレーダー施設周辺ではミニマップで敵軍の位置を確認できるので、待ち伏せばかりしていると視界の外から蜂の巣にされてしまう。これらの待ち対策に加え、1セットが長くなるとサドンデスモードに突入するのでセットがだらだらと間延びせず、小気味よく終わる点もありがたい。そして、ゲーム中のサウンドにもこだわりが見られ、雰囲気のよいBGMに加えて「Sing」「Taunt」といったキーワードをChatで打つとライフルマンが歌ったりつぶやいたりするなどの演出も心憎い。さらに、Escキーでリーダーボードを消して画面を見やすくできたり、倒された後もEscキーを押すと味方の視点で観戦できたりと行き届いたユーティリティに感歎するばかりである。攻撃がグランドアタックということで、A+クリックでの攻撃ができず、G+クリック(もしくはアイコン)をしないと攻撃ができなかったり、なれないと自分がどの方向を向いているかわからなくなるなどの問題点も、数ゲームやれば全く気にならなくなる。楽しく遊ぶためには最低でも6人以上、できれば8人以上でやると俄然盛り上がり、チームワークも必要になってくる。Pubで遊ぶのはやや難しいかもしれないが、人を集めて遊ぶ勝ちは十分にある素晴らしいCustomGameである。
・TeamPaintBallのダウンロードは「UMS工房」の「ゆーえむえす」から。

[右上図1:隊列を組んで行軍中] [図2:ワープゲート入り口を物陰から待ち伏せ]

 

 

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