2017年2月アーカイブ

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最近アニメ化されたそうで、人気作品らしい「幼女戦記」のコミック版を3巻まで読んでみました。
原作はWeb投稿小説で、ノベル版が出てコミック版がでてアニメ版が出るというほぼ完全なメディアミックスサクセスストーリーを歩んでいるこの作品、題名でなんだか萌え作品なのかなと思い、全く手を出しておりませんでした。
さすがにアニメまで放映されると、内容についてそこかしこから漏れ伝わって来る訳で、今回はTwitterのタイムラインから「骨太」とか「ライトノベルの括りだが全くもってライトじゃない」とか、萌え作品ではないらしいという情報が断片的に伝わってきて、それじゃあ...と今回手に取ってみました。

この作品、先に結論から言うと「かなりおもろい!」です。雰囲気的には、古き良き時代の「やる夫作品」みたいなテイストを感じます。(実際、作中に過去読んだやる夫作品の秀作の中の表現とかなり似た部分があるなと幾つかの部分で感じました。)
最近流行り(流行り過ぎ)の異世界モノのテイストを取り入れつつ、現代日本の知識をもったまま幼女に転生した主人公が異世界で第一次、第二次世界大戦とファンタジーテイストをミックスしたドイツっぽい国で大活躍する作品。と書くと、はやりめっちゃやる夫スレっぽいなぁと感じるのですが、ことコミック版に関しては、東條チカさんの圧倒的作画能力で作品のクオリティが2ランクくらい上がっているように思えます。あまり聞かない漫画家さんですが、どうやら原作アリの作品で作画を担当するタイプのようです。
ノベル版は軽い気持ちで読めるレベルのボリュームではないくらい出ているようなので、手を出すかどうかはまだ決めてませんが、とりあえずこのコミック版に関しては、WW1 WW2あたりの独逸テイストが好きなら確実に。佐藤大輔の作品で興奮できる人もほぼ確実。戦争ものがNGじゃなければ概ねOK、と、ストライクゾーンはそこそこ広めじゃないかなと思いますが、人に無条件に進めるような作品でも無いというのはタイトルからして自明でしょう。とはいえ、私のBlogをいまだ読んでくださっている方々にはほぼ確実におすすめできる作品です。(つまり、いい大人がリアルで勧める作品では無いということです。解りますよね?w)
野球でいうならちょっと甘めですがソロホームラン認定です!続きが気になって原作にまで飛びつく感じではないものの、それに準ずる程度には続きが気になるだけの面白さがあると私は評価します。

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