2016年11月アーカイブ

161119.jpg
グラミー賞ホルダーでJAZZピアニストの上原ひろみさんのコンサートを清水マリナートで聴いてきました。マリナートは夏に行ったN響のコンサートがめっちゃ良くて、この会場ならちょくちょく来たいなぁなどとおもっていたところ、上原ひろみさん(静岡県浜松市出身らしい)のコンサートチケットが発売間近だったので、思わず購入してようやく開催日となりました。
マリナートは相変わらず素晴らしいコンサートホールで、音響もばっちり。座席は真横にコントロールブースが配置されている席なので、若干違和感が無い訳でもないのですが、ある意味ベストな視界と音響の席と言えなくもない、そんな席でした。

さて、コンサートなのですが・・・ とりあえず、あんまりJAZZっぽくなかったです!冒頭からサイモン・フィリップスさんがJAZZとは思えないほど強烈な音をドコドコッっと鳴らし始め、およっ?と思っていたら、上原さんのピアノがガツンと飛んでくる。そしてベースが淡々と切々と強烈なPfとDrをなだめるように仕事をして(Baのソロパートはとにかく少なかった)、個人的には強烈なRockテイストなJAZZ?(この音楽にちゃんとした音楽用語があるのかもしれませんが、私は存じません)なのかなぁとも思ったのですが、とにかくCDで聴くよりもずっと躰に響く素晴らしい音楽でした。
MCはほぼなし。ずっとひたすら激しく演奏しているので(Pfソロは1曲のみ)、きっとトリオのみなさんへとへとなんだろうなぁなどと思いつつ、15分の休憩を挟んで90分ほどで終了。あっというまの90分でしたが、ボリューム的には概ね満足です。
今回はJAZZコンサートではなく、上原ひろみさんを聴きに行ったというのが最終的な感想で、やっぱりCDと生音では曲の印象が大きく異なるので、ちょっとチケットは高めですが個人的には行く価値アリだと思います。

161115.jpg
珍しく3巻以降ずっと発売日に定価で電子版を買い続けていた作品である「狼の口 ヴォルフスムント」が8巻で見事に幕を閉じました。スイス建国の誓約同盟からモルガルテンの戦いまでをしっかり描き切り、きれいに終わらせた潔さは高く評価されるべきでしょう。
中世暗黒時代の容赦のない残酷さを強調した序盤の展開から、徐々に物語はハプスブルグ家と誓約同盟3か国の戦争に推移し、最後はなりふり構わぬ奇襲で独立を勝ち取るストーリーは作画の美しさ、巧みなコマ割り、適度なデフォルメ感でとてもまとまりのある作風で、残酷な表現が多々あるため誰にでも勧められるわけではありませんが、ややグロOKな人で歴史ものが嫌いでなければ1巻の冒頭から引き込まれる素晴らしい作品です。
個人的にはこの作品を読んで、スイスがアルプスののどかなイメージとは裏腹にものすごく独立心の強い、国民総山岳兵で、一般家庭にも防空壕がある、力で勝ち取った永世中立国たる所以の一端を垣間見た気分です。国民全員に民間防衛の手引きが配られるお国柄は、ハプスブルグ家による侵略を幾度となく跳ね返してきた、まさにこの作品のような歴史から作られたものなのでしょう。機会があれば、スイスの民間防衛の手引きの日本語訳を読んでみたいとさえ思えるほど、ちょっとしたスイスブームが私の中で始まろうとしてしまうくらいに面白い作品でした。あまりメジャーな雑誌で連載されていたわけではないので、漫喫で見つかるかどうか微妙なところですが、個人的には大変おススメであり、コミックファンならば一読の価値は確実にあるものと自信を持って言えるクオリティがこの作品にはあります。

161114.jpg
やっと最新作まで追いつきました!GoT シーズン6です!!
レンタルビデオ屋で2週間あまりずっと貸し出し中なことに業を煮やし、AmazonVideoで4500円払ってVoDで観ることになりましたが、仕方のないことです。むしろ4500円でいつでもシーズン6がみられると思えば、安かったんじゃないの?と思えるようになる日がいつか来るかもしれません(未練がましい)。

さて、シーズン6ですが・・・まずはコレでしょう!
161114_2.jpg
ええ、ジョン・スノウがなんというかあっさり復活しました。しちゃいました。
シーズン5の終わりであれほどジョン・スノウの死を悲しんだ私としては、いったい誰がこの先ホワイトウォーカーと戦うのか、疑問に思ってましたが、そんなのジョンに決まってますよね!当然のように復活しちゃいますよね!という具合に、主人公補正満点の復活劇を見せてくださいました。嬉しいけど、これはちょっと・・・ 理由付けはいろいろ解説サイトに行くと述べられておりますが、GoTは主人公が複数立ての物語でありながら、あえて1人挙げるとすればやはりジョン・スノウということになるのでしょう。(次点でデナーリスとティリオンあたりでしょうか。)
そのままジョンはカースルブラックに留まってホワイトウォーカーと戦うとおもいきや、ウィンターフェル奪還のためボルトン家と一戦交えるわけですが、ラムジーに軽くちゃぶられてあっさり殺される展開から騎兵の援軍であっさり逆転勝利でラムジーを鉄拳制裁。最後はスターク家の王として認められた?感じのところで終幕となり、なんだか主人公過ぎて、いつものジョン・スノウって感じではない6章でした。が、やっぱカッコええので許します。
そしてその次に衝撃的だったのは、シーズン5で自業自得の権化となったサーセイさん。一発逆転を狙って聖職者やらタイレル家やらまとめて大聖堂ごと爆破するシーンは痺れました。さすがサーセイさん!といったところですが、それを見たトメンが自殺しちゃうあたりもサーセイさんの自業自得属性が仕事した感じで趣深かったです。ついには自分が女王になってしまうあたり、覚悟が決まった感じですが、ラニスター家は主要人物ががっつり死んで、しかも領地の金鉱は枯渇して、もう後がない感じでしょうか。ドーン家、タイレル家連合にデナーリスも加わりそうな情勢下ではラニスター家はすでに窮地に立たされているように感じました。
逆になんだかなぁなのは相変わらずのアリア・スタークの武侠物語で、最後のタリー家の爺さんを暗殺してリベンジ成功なのですが、それまでの過程があまりにぶっ飛び過ぎて、正直あんまりおもしろく無かったです。アリアの物語はGoTの中ではめずらしく、早送りしてしまいたくなるシーンばかりでがっかりでした。

とにかくシーズン6はジョン・スノウで始まりジョン・スノウで終わる展開で、今後もこの物語の終盤はジョンが中心で進むのかなぁと予想します。さすがにそろそろ幕引きを考えているのか、6章は新キャラ少な目でフラグの収集にかかっている感じもします。各所の情報によるとシーズン8が最終になる見通しらしいのですが、ボリューム的には7+8で13話との情報もあり、若干がっかりしているものの、とりあえず早く最後まで観たい!というのが正直な感想です。

このアーカイブについて

このページには、2016年11月に書かれたブログ記事が新しい順に公開されています。

前のアーカイブは2016年10月です。

次のアーカイブは2017年1月です。

最近のコンテンツはインデックスページで見られます。過去に書かれたものはアーカイブのページで見られます。

月別 アーカイブ