Zarg基礎オーダー

Zargは他の2種族とは全く異なった生産形態をしています。具体的には、すべてのUnitをHatchry(以下Hat)

から生産するので、Hat以外の建設物は基本的に生産条件を満たすためだけに存在であり、Factoryや

Gatewayのように生産することはできません。また、多種族が1体ずつ順番に生産するのに対して、Zargは

一括生産に近く、複数の工場の建設によりラインを平行させて数をそろえるのではなく、あくまでHatの数

によりUnitの生産数を調節することになります。

Zargの生産形態はTPよりメリットが多く、それを生かしたオーダーを紹介します。

 

 Zarg9Poolオーダー > 26Drone  *1

番号

  作業   備考  Supply
  1 Droneを5体生産       9/9
  2 SpowningPoolを建設      8/9
  3 Droneを1体生産      9/9
  4 OverLordを生産      9/9
  5 Hatを建設 *2    8/9
  6 Droneを1体生産       9/17
  7 Zarglingを6体生産      12/17
  8 Droneを4体生産      16/17
  9 Hatを建設      15/17
 10 OverLordを生産       15/17
 11  Droneを4体生産 途中でHatが完成   18/18
 12 Extractor(Gas)を建設 完成と同時に3匹で回収   17/26
 13 Droneを5体生産 途中でHatが完成   22/27
 14 OverLordを生産      22/27
 15 Zarglingを6体生産     25/35
 16 Droneを3体生産      28/35
 17 HydraliskDenを建設     27/35
 18 EvolutionCamberを建設     26/35
 19 Droneを6体生産     32/35
*1 19番の状態でDroneが26体になり、Zing:Hyd=2:3の割合で生産できます。

   この状態を序盤の目標として生産するのがこのオーダーの狙いです。

*2 敵のZargが近くにいて、4Pool(即犬オーダー)だった場合はPoolの完成を待ち、7番のZargling6を

   先に生産する。

このオーダーはHydraliskとZarglingの生産に特化されていますので、Mutaliskで行く場合は、

17番をLairへの進化に変更し、19番を飛ばすと程よいミネラルの回収が可能です。この場合は早めの

2nd確保が求められます。

また、このオーダーを使用した場合、チーム戦の場合だとはじめの戦力のピークが、一般的なTPに比べて

やや遅くなる傾向があるので、ラッシュ狙いの場合は13番のDrone5をZarglingの生産に変更することに

より対応できます。Zargの生産は自由度が高く、戦力のピークを状況によりある程度操作できるのが強み

です。偵察により、敵のRashの危険性が無いとおもえば、15番などは後回しにしてもよいでしょう。

19番終了直後にHydraliskの射程とSpeedを順番にあげて、アップグレードの完了までにZarglingと

Hydraliskの数をそろえておくと、ラッシュチャンスになります。

なお、自分にRashが来そうなときは、15番前後にSunkenColonyを建設するとよいでしょう。

特にTerranのMMRashは素のZarglingでは近づく前に殺されてしまうので、Sunkenの射程内で戦闘

するように心がけてください。

 

Zargはオーダーの自由度が高い分だけ選択肢が多く、悩んでいる方もたくさんいるかと思います。

そのなかでも一番の悩みの種は序盤の戦闘ユニットとDroneの生産をどのように組みたてるかと

いうことではないでしょうか。TerranやProtossは農民を1体ずつしか生産できないのに対して

Zargは一度にたくさんの農民を生産することができます。これは明らかに長所なのですが、

戦闘Unitを作るタイミングも考えなくてはいけません。TやPは農民と戦闘Unitは平行して生産

され、戦力は時間に対してほぼ正比例します。それに対してZargは、一気にUnitを作れるので

戦力の伸びをある程度操ることができまが、タイミングを間違えると無防備なところを狙われて

しまいます。Zargとしては、先に農民をたくさんつくってから先頭Unitを量産したほうが効率が

良いのですが、無防備な状態を狙われるのだけは避けたいところです。そこで、Zargの得意

な偵察が生きてきます。

偵察をすることにより、敵の戦力や配置などがわかれば、攻めてくるのか守っているのか

Rashオーダーなのか進化を急いでいるのか、いろいろな情報が手に入ります。それをもとに

攻めてこないという結論に達すれば、目標の数まで一気にDroneやHatを増やしてしまった

方が、中盤からの戦力の伸びがよく、戦闘を有利に展開できます。

実戦では、19番までの間にZarglingを6匹しかつくらないときもあれば、2ダース&Sunken

で、がっちり守りに入るときもありますので、あまりきまったオーダーにこだわらず、状況に

応じた生産を心がけるようにすれば、農民と戦闘Unitの組みたては、さほど難しくありません。