第1回新人戦評

 00/07/6をもちまして、第1回新人戦の全日程が終了しました。

運営に関しては、専属の進行係を配置して万全の体制でのぞみ、多少のミスも

ありましたが、最終的には満足のいくものとなり、Clan最初のイベントとしては、

上々の出来といってもよいでしょう。 そして、なにより試合の方も勝るとも劣らない

素晴らしい戦いが毎試合の随所でみられ、新人戦の名前が不相応なほどでした。

 

今回の大会で使用したマップ、Fading Ob Realmは、1v1マップとしては

Discoveryなどと比べて、あまり有名ではありません。そのマップをあえて

大会に使用したのは、非常に癖が少なく、また、初心者に対して非常に厳しい

丘からの攻撃が、有効であっても致命傷になりにくいことなどからです。

実際にゲームを終わって、われわれのこの判断は杞憂でありました。

入り口付きの丘の攻防当初の予想よりずっと激しく、結局は全試合で

お互いの隙を突いてのDropにより、陣地の崩壊がみられたからです。

確かに隙をついてDropを行うのは、非常に有効な手段ではありますので、

成功させたプレイヤーを称えるべきなのかもしれません。

しかし、今回の大会では、ややDropに対する警戒および対策が甘かったのも

また事実です。

 

生産に関しては、全員が自分の得意なオーダーを駆使して、うまく戦っていました。

双方Terranの戦いは、ほかの種族と戦うときとはやや違なる作戦を行う必要が

ありますが、皆さんそれを理解して生産していたようです。

また、戦闘に関しては、戦力判断のミスがやや多かったのですが、随所に巧い

後退が見られ、ミスをしても大怪我をしない事がありました。

今後はもっと戦力判断の精度を上げると、無駄な戦力消費が減り、もっとシビアな

展開になることが多くなるでしょう。こればっかりは経験が占める部分が大きいので、

今回は十分な結果だったとおもいます。

 

今回の大会でやや残念だったのは、丘の入り口に関してのことです。

FadingObRealmの1stに通じる丘には、入り口が2つあるのですが、

結局、一度も有効に使われることがありませんでした。全試合Dropで決着が

ついた原因の一つはここにあります。ゲームのレポートにもあるように、

丘の上と下では、攻撃命中率に25%の差がでるのですが、それ以上に

重要な、視界の問題があります。簡単にいうと、丘の上からは下が見えるの

ですが、下からは上が見えないということです。とにかく丘の下は非常に不利な

戦いを強いられることになります。丘の下の兵力の方が多いにも関わらず

丘を突破できなかった場面が何回かりました。そこで生きてくるのが、やや遠回り

になる裏の入り口です。同じ高さにいれば、命中率や視界の問題は無くなり、

戦力を十分に生かすことができ、また、相手が警戒していないのならば奇襲になり

非常に有効な手段といえます。

 

最終的な試合結果は三人とも1勝1敗という形で終わりました。

これは、全員の実力が拮抗していることの証拠であり、参加者の皆さんが、

全力で戦ったことの証ではないでしょうか。また、いつもやっている1v1でも、

大会となると、やや気構えに変化があり、その雰囲気の違いを感じたのは

参加者の皆さんは初めてだったのではないでしょうか。

この大会の意義は、参加者各位に全力で戦うことの楽しさ、ひいてはSCという

ゲームは、錬度が高まるほど面白い戦いができるということを実際に感じて

いただくために行いました。

この大会で、参加者のみなさまがもっとSCを好きになっていただければ、

一人のSCファンとして至上の喜びであります。